展覧会
終了
えひめ視覚障がい者とつくる「みることを考える」プロジェクト 『みる冒険』
開催概要
- 会期
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2021年2月6日(土)~2021年3月7日(日)
- 休館⽇
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※月曜日 ※ただし、第1月曜日は開館、翌日が休館)
- 開館時間
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9:40~18:00(入場時間:17:30まで)
- 料金
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無料
えひめ視覚障がい者とつくる「みることを考える」プロジェクトでは、視覚障がい者とともに美術鑑賞することや、「みる」ことを広げるための視覚以外の美術の楽しみ方について探ってきました。
美術鑑賞では絵画を鑑賞するための補助となる触図(絵画の構成を凹凸で示したもの)や、立体作品を手で見る鑑賞、作品を言葉で伝える方法、対話型鑑賞の実践など、検討を繰り返しました。また、松山盲学校では彫刻家の中ハシ克シゲ氏の協力を得て、触覚表現のオンライン授業を実施しました。そのほか、視覚障がい者の美術館利用を考えた施設案内¥の文章や市駅からの道のり説明文の作成にも視覚障がい者の方の協力を得ながら取り組みました。
本展では、この一年のプロジェクトの取り組みを報告し、来館者の方にいつもと違った「みる」体験をしていただき、「みる」ことについて、考えるきっかけになることを願っています。そして、視覚だけでは得られなかった気づきや他者の視点を共有し、新たな「みる」冒険のはじまりとなれば幸いです。
※本展は、令和2年度文化庁 地域と共働した博物館創造活動支援事業として実施しています。
主 催 : えひめ視覚障がい者とつくる「みることを考える」プロジェクト実行委員会(愛媛県美術館、愛媛県立松山盲学校、愛媛県立松山聾学校、愛媛県視聴覚福祉センター、視覚障がいリハビリテーション協会、愛媛県保健福祉部生きがい推進局障がい福祉課、愛媛県教育委員会事務局指導部特別支援課)
後 援 : 愛媛県教育委員会、愛媛県小中学校長会、愛媛美術教育連盟、愛媛新聞社、朝日新聞松山総局、読売新聞松山支局、毎日新聞松山支局、産経新聞社、NHK松山拠点放送局、南海放送、テレビ愛媛、あいテレビ、愛媛朝日テレビ、愛媛CATV、FM愛媛、えひめリビング新聞社(予定)
協 力: (公団)愛媛県視覚障害者協会
関連プログラム
連続講座「みることを考える」
(1)「みる」を考える
目を閉じて視覚以外でみること、見えない人とみることを体験し、「みる」ことについて考えるワークショップです。
日時:1月30日(土)14:00~15:30
場所:講堂ほか
定員:先着4組 ※2名1組でお申し込みください。
(2)取り組みについて
視覚障がい者とつくる「みることを考える」プロジェクトについて、報告します。
日時:2月20日(土)14:00~15:30
場所:講堂
定員:先着30名
レクチャー:視覚障がいを知る
日時:2月11日(木・祝)10:30~12:00
講師:愛媛県視聴覚福祉センター職員
場所:講堂(定員30名)
※無料・要申込(TEL.089-932-0010)
コレクショントーク+
目が見える人、見えない人が一緒に対話型鑑賞(みんなで話し合うこと)で作品を楽しみます。
日時:2月14日(日)、19日(金)、3月3日(水) 各14時~15時
場所:研修室
ナビゲーター:作品ガイドボランティア・当館学芸員
定員:8名(要事前申込)
※お申込みの際は、障がいの有無と種別、介助者の有無をお知らせください。
視覚障がい者とつくる美術鑑賞ワークショップ
参加者が様々な視点を持ち寄り、会話を通して、美術の新たな楽しみを発見する鑑賞プログラムです。
日時:2月23日(火・祝)13:30~15:30
ファシリテータ:視覚障害者とつくる美術鑑賞ワークショップメンバー
開催方法:Zoomによるオンライン開催
申込:2月14日までにお申し込みください。
※応募者多数の場合は抽選します。
※お申込みの際は、障がいの有無と種別、介助者の有無、参加動機、年齢をお書き添えください。
手でみるデー
一部立体作品を手で触って鑑賞できます。また、触図(絵画の構成を凹凸で表したもの)、作品説明の音声、画像拡大ツールをお試しいただくことができます。
日時:会期中の水・土曜日 各9時40分~12時・14時~18時
場所:展示室
申込不要
※視覚を閉ざして作品を触って鑑賞する場合は、誘導者として協力し合える方との来場をお薦めします。
スペシャル手でみるデー
スタッフとともに立体作品を目を閉じて触覚だけで観賞します。
・日時:2月6日、13日、20日、27日、3月6日(各土)
10時~、10時30分~、11時~、11時30分~
※所要時間は30分程度です。
定員:各1名
※お申込みの際は、参加希望日時をお書き添えください。
鑑賞サポート
視覚障がい者の方を総合案内から手引きをして鑑賞のサポートをします。
・事前申込制
※日時は相談の上、決定します。