本館・西館
正面玄関から入ると中庭の2階まで続くガラス超しに、大きな3本の楠が出迎えてくれます。
展示室は宝箱に見立て、白いタイル張りで少し丸みを帯びた箱の形をしています。館内の床は黒い石の素材で、壁面や椅子も黒で統一されています。
南館、西館へつながるところに出入口を設けています。
オープンスペース部分の外壁はガラスが用いられ、特徴的な展示室の形状や中の構造が外から見え、館内からは北側に面した城山や公園の景色と、南側の中庭の大きな3本の楠をつなぎます。
季節、天候、時間による木漏れ日、木々の色の変化を室内に居ながら感じることができます。
「守る」をコンセプトに、作品を守るだけでなく、江戸後期の道路遺構を保護し、自生する楠を残しながら、城山周辺の景観との調和を図っています。