作品画像:製茶風俗図屏風

制作年不詳
紙本着色/屏風
各161.5×360.0㎝
 


広大な山水の中に建物が立ち並び、そこで人々が茶作りにいそしんでいる様子が描かれています。向かって右から左へと、その工程が展開していきますが、人々は皆、中国的な服装をしています。作者の山雪は、江戸時代前期に伊予松山藩の初代御用絵師をつとめた人物です。彼が仕えた藩主・松(まつ)平定(だいらさだ)行(ゆき)は中国趣味に精通した人物だったようで、それが大いに反映されていると考えられます。