作品画像:静物(2)

1955(昭和30)年
油彩/画布
50.0×60.6㎝


ここに描かれた壺や水差し等は、長い時を経ても変わることのない存在として、繰り返し守介の作品に登場します。それぞれに陰影があるものの、接地面には影がなく、手前の台と奥の壺と水差しでは光の当たり方が異なるなど、複数の視点が交差した不思議な構図であることが分かります。絵に描かれた壺は、手に取ることができませんが、手に取った時の重みや大きさを眼で感じられる様に、守介はものが持つ量感を表現し続けました。