アトリエ

アトリエについて

南館のエントランスに面した位置にアトリエ1と2があります。
どなたでも自由に創作のできるスペースとして無料で開放しています。(予約制)

アトリエ1について

南館のエントランスに面した位置にアトリエ1があります。
アトリエ1では主に銅版画、リトグラフ、シルクスクリーンなどの版画制作を行うことができます。

孔版

版の孔(上から下へつき抜けた穴)を通して、インクを 版の下に押し出して刷る方法です。
大きく分けて、ステンシル(合羽版)のように型紙を使うもの、謄写版のように蝋をひいた紙を使うもの、シルクスクリーンのように目の細かい布を使うものなどがあります。

四角い枠に張ったスクリーン(シルク。現在はテトロンなど。)にインクを通さない部分を目止めし、スクリーンの上にのせたインクをスキージー(ゴム製のヘラ)で引き伸ばし、下に置かれた紙や布などにインクを押し出して刷ります。
※反転しない版画

貸出物 アイロン、バケット、スキージー、透明フィルム、ドライヤー、浮き(厚紙)、ヘラ
スクリーン、摺り台、ホルダー、吸着式焼き付け器、乾燥機、乾燥棚
持ってくるもの 原稿、油性マジック、マスキングテープ、紙もしくは布、ウエス
※販売物に記載の必要なもの
販売物 紗枠(120・180・225メッシュ)小(46X61㎝)中(55X65㎝)大(58×65㎝)特大(90 X 105㎝)、感光乳剤・落版剤、ダイカラー(紙布兼用)、濃色布地用インク、帝国インキ(紙用)、灯油、サラダ油、紙(アルデバラン/50×65㎜) 、がんぴ紙、マスキングテープ、エコバッグ、コピー

平版

版に凹凸をつけるのではなく、版の表面に化学的な処理を施し、油と水の反発する性質を利用し、インクののる部分と、のらない部分を作って、転写して刷りとります。
平版とは石版画のことで、リトグラフとも呼ばれます。

水と油が互いに反発しあう現象を利用する技法。
石灰石やアルミ版に脂肪性のクレヨンやインクで描き、次に弱酸性溶液を塗ると、化学変化によって描画部分は油性物質を強く引きつけ、非描画部分は水分を保持するようになります。
そして、版面を水で湿らせてから印刷用の油性インクをのせると、描画部分にのみインクが付着します。
この上に紙をのせて専用のプレス機で刷ります。

貸出物 平版用ゴムローラー、バケツ、裏皮ローラー、セルローススポンジ、金属ベラ
平版プレス機
乾燥棚
持ってくるもの 紙、ウエス
※販売物に記載の必要なもの
販売物 平版用アルミ版(300×225㎜)、描画・保存セット(アラビアゴム液・ラズン・タルク)、描画材セット(解墨・リトクレヨン・ダーマトグラフ)、製版セット(チンクター・ラッカー・SK液・H液・製版墨)、リトインク(スワロー)、リグロイン、プリントクリーナー、紙(アルデバラン/50×65㎜) 、がんぴ紙

水と油の反発を利用する技法です。
表面を砂目状に加工したポリエステルフィルムにボールペンや油性マジックで描画し、アイロンで熱処理して、版は出来上がりです。
版を水で湿らせながら、インクを盛って、紙に刷ります。

貸出物 アイロン、バケツ、ゴムローラー、セルローススポンジ、金属ベラ
平版プレス機
乾燥棚
持ってくるもの ボールペン、油性マジック、クッキングシート、紙、ウエス
※販売物に記載の必要なもの
販売物 サクラ版画用油性インク、ポリエステルフィルム、リグロイン、プリントクリーナー、紙(ハーネミューレ/54×78㎜)、紙(アルデバラン/50×65㎜) 、がんぴ紙

水と油の反発を利用する技法です。版材に木の板を使用し、油分の強い描画材を使って描き、アラビアゴムを塗布して、製版します。
版を水で湿らせながら油性インクを盛った後、水彩絵の具で着彩すると1版で多色刷りができます。
木目などの木の風合いが刷れ、彫刻刀での木版の表現も加えられます。

貸出物 彫刻刀、筆、絵皿、バケツ、ゴムローラー、セルローススポンジ、金属ベラ
木版プレス機
乾燥棚
持ってくるもの 水彩絵具、紙、ウエス
※販売物に記載の必要なもの
販売物 木版リトグラフ製版セット(プライウッドグラフ、ソリッドマーカー・SK液)、サクラ版画用油性インク、リグロイン、プリントクリーナー、紙(ハーネミューレ/54×78㎜)、紙(アルデバラン/50×65㎜) 、がんぴ紙

リトグラフ用に目立てしてあるアルミ版に水性の色鉛筆などで描画します。
その上にシリコンを薄く均一に塗布するだけで製版が完了します。
シリコンは油性描画材は溶かすが、水性ははじき、乾燥すると絵柄のない部分がコーティングされます。
これにより、リトグラフのように常に版を水でぬらして油性インクとの反発作用で刷る必要はなくなり、描画部分にインクをのせるだけで刷ることができます。

貸出物 コーキングガン、軟性ゴムローラー、セルローススポンジ、金属ベラ
ウォーマー
平版プレス機
乾燥棚
持ってくるもの ステッドラーオムニクローム(水性鉛筆)、シリコーンシーラント、ブラシクリーナー、化粧用スポンジ、ウエス
※販売物に記載の必要なもの
販売物 平版用アルミ版(300×225㎜)、リトインク(ウォータレス用)、リグロイン、プリントクリーナー、紙(アルデバラン/50×65㎜) 、がんぴ紙

凹版

絵柄や文字としてあらわしたい部分を、彫ったり腐蝕させたりして、溝やくぼみを作ります。
そこに、インクをつめて表面の余分なインクを拭きとってから、プレス機で圧力をかけて紙にインクを刷りとります。
版材は金属版(銅版、亜鉛版など)が多くあります。

銅板に防蝕剤(グランド)を引き、その上から先のとがった針(ニードル)で引っかくように線を描きます。
グランドがはがれ、引っかいた部分は銅が露出し、塩化第二鉄などの腐蝕液に入れると、線状のくぼみを作り、版となります。
直接彫った線に比べて、柔らかい印象の線となります

貸出物 バット、金属ベラ、金属やすり、ゴムベラ、スクレーパー、バニッシャー、ニードル、ムーレット、ルーレット、銅板切り
乳鉢、バイス、電熱器
ウォーマー
アクアチントボックス
エッチングプレス機
持ってくるもの ウエス
※販売物に記載の必要なもの
販売物 油性グランド、水性グランド 、腐食液、文房堂油性インク、松脂(アクアチント)、エタノール、ピカール、銅板(9×12cm/0.5㎜厚)、アルミエッチングプレート(10×15cm)、リグロイン、プリントクリーナー、紙(ハーネミューレ/54×78㎜)、紙(アルデバラン/50×65㎜) 、がんぴ紙、水張りテープ

グランド(防蝕剤)に油脂分を加えて固まらないようにした柔らかい防蝕剤(ソフトグランド)を塗った版に紙をのせ、上から鉛筆やクレヨンなどで描くと、描線の部分のグランドが紙に付着してはがれます。
この版を腐蝕すると、鉛筆やクレヨンのタッチを生かした表現ができます。
また木の葉やレース、指などを押しつけて実物の材質感を写しとることもできます。

貸出物 バット、金属ベラ、金属やすり、ゴムベラ、スクレーパー、バニッシャー、ニードル、ムーレット、ルーレット、銅板切り
ウォーマー
エッチングプレス機
乾燥棚
持ってくるもの 版材(植物、布等)、ウエス
※販売物に記載の必要なもの
販売物 油性グランド 、水性グランド、腐食液、文房堂油性インク、エタノール、ピカール、銅板(9×12cm/0.5㎜厚)、リグロイン、プリントクリーナー、紙(ハーネミューレ/54×78㎜)、紙(アルデバラン/50×65㎜) 、がんぴ紙、水張りテープ、コピー、マスキングテープ、エコバッグ

無数の歯が櫛状に並んだロッカー(ベルソー)という道具を左右に揺らして、版面全体に格子状の溝を作り(目立て)をほどこします。
その無数のめくれができた版面にスクレーパーやバニッシャーという道具で削ったり、磨いたりしてさまざまな階調の調子で図像を描いていきます

貸出物 バット、金属ベラ、金属やすり、ゴムベラ、ゴムローラー、ニードル、パニッシャー、スクレーパー、銅板切り
刻目づくり機、ロッカー(ベルソー)
ウォーマー
エッチングプレス機
乾燥棚
持ってくるもの ウエス
※販売物に記載の必要なもの
販売物 文房堂油性インク、エタノール、ピカール、銅板(9×12cm/0.5㎜厚)、リグロイン、プリントクリーナー、紙(ハーネミューレ/54×78㎜)、紙(アルデバラン/50×65㎜) 、がんぴ紙、水張りテープ

先端が鋭くとがった鋼鉄の針(ニードル)で、銅板または塩ビ板に直接図像を刻み込みます。
刻線のまわりに「まくれ」ができ、刷りとられた線には独特のインクのにじみができます。
まくれの部分は耐久性がなく、多くの枚数を刷ることができません。

貸出物 バット、金属ベラ、金属やすり、ゴムベラ、ゴムローラー、ニードル、パニッシャー、スクレーパー、銅板切り
ウォーマー
エッチングプレス機
乾燥棚
持ってくるもの 版材(銅板、アルミ板、塩ビ板等)、ウエス
※販売物に記載の必要なもの
販売物 文房堂油性インク、サクラ版画用油性インク、エタノール、ピカール、銅板(9×12cm/0.5㎜厚)、アルミエッチングプレート(10×15cm)、リグロイン、プリントクリーナー、紙(ハーネミューレ/54×78㎜)、紙(アルデバラン/50×65㎜) 、がんぴ紙、水張りテープ

ベニヤ板や厚紙の上に、ボンドやモデリングペーストを塗ったり、厚紙や 糸、布などの素材を貼りつけて版を作り、その上にインクを盛って刷ると、 かたちやマチエールがレリーフ状に現れ、凹凸両面の表現ができます。

貸出物 バット、ゴムローラー、金属ベラ
エッチングプレス機
乾燥棚
持ってくるもの 版材(厚紙、ベニヤ板、布)、モデリングペースト、ジェッソ、アルミホイル、接着剤(スプレー糊、木工用ボンド)、ブラシ、ウエス
※販売物に記載の必要なもの
販売物 サクラ版画用油性インク、リグロイン、プリントクリーナー、紙(ハーネミューレ/54×78㎜)、紙(アルデバラン/50×65㎜) 、がんぴ紙、水張りテープ

凸版

絵柄や文字として表したい部分は彫らずに残し、その残した凸部に絵具やインクを塗って、紙をのせ、バレンやプレスで写しとります。

木を縦方向に切り出した木材(板目)を版材に使い、彫刻刀などで彫り、水性絵具や油性絵の具で色をのせ、バレンやプレス機で刷ります。
版木には日本では桜・桂・朴やシナベニヤが、西洋では梨・桃・くるみなどがよく使われます。

貸出物 刷毛、水刷毛、作業台、バレン、ブラシ、絵皿、砥石、彫刻刀
木版プレス機
乾燥棚
持ってくるもの 木版、水性絵具、のり、膠、ウエス
※販売物に記載の必要なもの
販売物 サクラ版画用油性インク、リグロイン、プリントクリーナー、がんぴ紙、水張りテープ

木を横方向に輪切りにした状態(木口)を版材に使い、ビュランを用いて彫り、油性インクで刷ります。
精密で繊細な表現の陰刻(白線彫り)が多くあります。版材には、柘植や椿などの目のつんだ堅い木が適しています。

貸出物 バレン、ビュラン、ゴムローラー、金属ベラ、滑り止め
乾燥棚
持ってくるもの 木口木版、墨、紙やすり、ウエス
※販売物に記載の必要なもの
販売物 サクラ版画用油性インク、リグロイン、プリントクリーナー、がんぴ紙

消しゴムを彫刻刀やカッターで彫り、スタンプインクで押印します。
布用インクを使って、布に押印もできます。
版材を硬めのゴム版画用のゴム板を使うと、シャープな線画が表現できます。

貸出物 カッター、デザインナイフ、彫刻刀
持ってくるもの 消しゴム、紙、インク
※販売物に記載の必要なもの
販売物 エコバッグ

アトリエ2について

南館のエントランスに面した位置にアトリエ2があります。
アトリエ2では主に染色、織り、木工、写真など、多目的に制作を行うことができます。

染め

流しやコンロを活用して、藍染め(インド藍)をはじめ、様々な染め体験ができます。
草木染めは、動物性(シルク・ウール)には良く染まりますが、植物性(木綿・麻など)に染める際には助剤(豆汁・濃染剤など)処理をしないと濃く染めることができません。
その反面、藍や柿渋、弁柄などは、木綿に適しています。
目的にあった染めをご体験ください。
書籍や見本もアトリエに用意していますので、ご確認ください。

大半の草木染めは、煮出すことで簡単に色を抽出することができます。
黄系や茶系に染まる染料が多いですが、身近な草木でも染めることができます。
草木の採取時期や部位によって色が変わります。
アトリエ内の棚には参考となる書籍があり、染め色を想像しながら、染めることができます。
また、染料を繊維に定着させるために媒染を行うことで、色持ちがよくなったり、色味を変化させたりすることができます。

貸出物 鍋、電気コンロ、ざる、トング、菜箸、タイマー、温度計、計量機器、ボール、計量スプーン
水場、ガスコンロ2口
洗濯機
乾燥棚
持ってくるもの 染料、染めるもの(布、糸)、媒染液、染料を入れる袋(不織布など)
販売物 染料(頒布物があることがあります)、ストール(シルク・レーヨン・綿ショール)、エコバッグ

インド藍液60Lを常備しており、一年を通しいつでも染めることができます。
木綿や麻に良く染まるため、絞り染め等の浸け染め体験に向いています。
この浸け染めでは、シルクやウールには薄くしか染まりません。
アトリエ教室では、1時間半程度で500gの繊維を染めることができます。

貸出物 インド藍甕(60L)
ボール、ビーカー、絞りの道具、輪ゴム、計量機器
水場
洗濯機
乾燥棚
持ってくるもの 染めるもの(布、糸)
販売物 発色剤、藍ソープ、ハイドロ、藍染めセット(藍液100g・安定剤33㏄・ソーダ灰60g)、ストール(シルク・レーヨン・綿ショール)、エコバッグ

通常、藍染めは、浸け染めとなりますが、たで藍から作った濃縮の沈殿藍により、描くことができます。
藍染めによる刷毛染めやステンシルをすることができます。
柿渋や弁柄と合わせて利用することも可能です。

貸出物 鍋、電気コンロ、ボール、ビーカー、刷毛、温度計、計量スプーン、計量機器
水場、ガスコンロ2口
洗濯機
乾燥棚
持ってくるもの 染めるもの(布)
※販売物に記載の必要なもの
販売物 沈殿藍、ハイドロ、ソーダ灰、ストール(シルク・レーヨン・綿ショール) 、エコバッグ

藍を種から育て、7月~10月頃の生葉を用意することで生葉染めを体験することができます。
通常の藍染めは木綿に良く染まりますが、生葉染めでは木綿やウールには殆ど染まらず、シルクに淡く染めることができます。
(乾燥葉でもハイドロを使えば木綿にも染めることができます。)

貸出物 ミキサー、ボール、計量機器、ざる
水場、ガスコンロ2口
洗濯機
乾燥棚
持ってくるもの 藍生葉、染めるもの(シルク)
販売物 ハイドロ、ソーダ灰、ストール(シルク・レーヨン・綿ショール) 、エコバッグ

お盆の頃までの渋い柿の実をすりつぶして作ることもできますが、無臭で濃縮な柿渋液も市販されており、入手することもできます。
その場合は、原液から水で薄めて、好きな色にして使うことができます。
乾かすと少し硬くなるので、綿や麻素材が適しています。浸け染め、刷毛描きなどいろいろな染め方ができます。
柿渋液を付けた後、しっかりと日に当て発色させる必要があるため、紫外線の強い、春先から夏場が適します。
鉄媒染で色味を変化させることもできます。

貸出物 ボール、ビーカー、刷毛、計量スプーン、計量機器
水場
洗濯機
乾燥棚
持ってくるもの 柿渋液、染めるもの(綿・麻)、鉄媒染
販売物 柿渋液、綿糸 、ストール(シルク・レーヨン・綿ショール) 、エコバッグ

染めでは、水に溶ける染料を使うことが多いですが、弁柄は顔料の一つです。
弁柄とは酸化鉄顔料を指す言葉であり、褐色の顔料をさします。最近では、墨や紅色など多彩の弁柄も販売されています。
顔料のため、繊維に付着しにくく、助剤が必要となります。
また、洗濯を繰り返す内に、だんだんと色落ちし白浮きしたような色になるため、綿や麻の植物性の物に適します。

貸出物 ミキサー、ボール、計量器、ざる
水場
洗濯機
乾燥棚
持ってくるもの 弁柄、豆乳、ミョウバン、染めるもの(布)
販売物 ストール(シルク・レーヨン・綿ショール)、エコバッグ

織り

織りとは、布を作ることで、経糸を張ったところに、緯糸を経糸が交互になるように通します。
次の段では、先の段と経糸が逆になるように緯糸を交互に通すことで、布を織ることができます。
アトリエでは、簡易卓上機の貸出をおこなっており、平織りの体験ができます。
糸色を変化させたり、素材を変えたりすることで様々な風合いのものを作ることができます。
また、木工道具等を使い原始機やカード織機を自作して織ることもできます。

経糸の長さを揃え必要な本数を取る整経作業をすることなく、テーブルを活用して直接機に経糸をかけていくことができます。
糸の太さや経験によりますが、1日で最長2m程度まで織ることができます。
簡易機のため、織り上がりが少し緩くなりますが、コースターからマフラー、大作だと何回かに分けて服を作ることもできます。
糸の色を変えたり、緯糸を工夫したりすることで制作の幅は広がります。

貸出物 卓上機(アシュフォード社60㎝巾)、筬綜絖(10~50)
板杼、巻紙(ポスター)、メジャー、とじ針、経糸張キット
持ってくるもの 経糸、緯糸、(板杼)
販売物 綿糸

木工工具や、工作道具を使い、持ち運びに便利な腰機を手づくりすることもできます。
原始機は、腰幅の数本を横棒に使い、その間に経糸を張り、糸綜絖で織っていきます。
また、一枚のカードに4つの穴を開けそれぞれの穴に経糸を通し、必要な枚数(12枚~)を用意して織るカード織りでは、模様織りが容易にできます。

貸出物 鋸、はさみ、バイス
糸鋸
持ってくるもの 原始機(横棒4本、打ち込み板、腰あて、板杼)
カード織り(カード、糸、横棒2本、打ち込み板、板杼)
販売物 綿糸

写真

暗室を活用して、モノクロフィルムの現像・紙焼き、空き箱を活用したピンホール・カメラの作成及び撮影・現像、フォトグラムなどの活動ができます。
また、学校団体や、館外ワークショップでは、暗室を活用せずに写真を楽しめるおひさま写真(サイアノタイプ)もサポートします。
※ピンホール・カメラやおひさま写真は、お日様による露光となるため、天候により対応できないことがあります。

フィルムの現像・紙焼きができます。
ただし、現像液等の温度管理の関係からモノクロに限ります。
近年、デジタルカメラに押され、フィルムのメーカー生産も終了するところが多くなり、それと共に、現像できる箇所もなくなってきました。
現像するまで何が写っているか分からないワクワク感を、自身で現像・紙焼きすることで味わってみませんか。

貸出物 現像タンク、リール、攪拌棒、温度計、、フィルムクリップ、フィルムワイパー、メスカップ、フィルムピッカー、タイマー、ヒーター、ダークバッグ
メスカップ、ロート、温度計、攪拌棒、乾燥機、マイクロフォーカス、裁断機、バット、トング、イーゼルマスク
水場、ガスコンロ2口
暗室
引き伸ばし機
持ってくるもの フィルム、フィルム現像液、定着液、印画紙、プリント用現像液、持ち帰る場合は空き容器
販売物 プリント用現像液、定着液、キャビネ版印画紙

空き箱・空き缶から自作のピンホール・カメラを作ることができます。
また、美術館では、空き箱・空き缶から作ったピンホール・カメラを約40個所持しているため、撮影・現像作業だけを楽しむこともできます。
ピンホール・カメラは、箱の中を真っ黒に塗り、0.3㎜の穴を開け、印画紙を取り付けられるようにすれば、作ることができます。
奥行や箱の形状で変化が楽しめます。
ただし、天候に左右されます。

貸出物 手製ピンホールカメラ
暗室
メスカップ、ロート、温度計、攪拌棒、乾燥機、マイクロフォーカス、裁断機、バット、トング、イーゼルマスク
水場、ガスコンロ2口
持ってくるもの 印画紙、現像液、定着液、写したい被写体
販売物 印画紙、現像液、定着液

印画紙(光が当たると黒くなる溶剤が既に塗布されている紙)の上に、葉っぱや、定規などいろいろなものを置き、上から光を当てることで、置いたモノの形が白く、光が当たったところが黒く写し出されるフォトグラム。
写したモノのモノクロの構成を楽しむことができます。

貸出物 メスカップ、ロート、温度計、攪拌棒、乾燥機、マイクロフォーカス、裁断機、バット、トング、イーゼルマスク
フォトグラムキット
水場、ガスコンロ2口
引き伸ばし機
暗室
持ってくるもの 印画紙、現像液、定着液、写したい被写体
販売物 印画紙、現像液、定着液

サイアノタイプ(青写真)の溶剤を用い、おひさま写真でフォトグラムを楽しむことができます。
溶剤を紙や布に塗布し乾いた後、塗布した上にいろいろなモノを載せ、お日様に当てて露光することで上に置いたモノを写し取ることができます。
あとは水洗いすることで簡単に青い色の写真を撮ることができます。
暗室を使用せずに簡易に写真体験ができます。

貸出物 ボール、ビーカー、刷毛、計量スプーン、計量機器
水場
持ってくるもの 写したい紙・布、台紙、布の場合セロテープ、オキシドール
販売物 溶剤(クエン酸アンモニウム鉄・フェリシアン化カリウム)、エコバッグ

フェルト

ふわふわの羊毛に、フェルトの3大要因となる(アルカリ、温度差・摩擦)を駆使することで、フェルト化を促し、平面から立体まで様々な形に姿を変化させることができます。
また、触感の変化も楽しむことができます。

羊毛に石鹸水を塗布し、擦ることで、フェルト化を促し、平面から立体まで様々な形をつくることができます。
羊毛だけでなく、布にからめることも可能で、様々な風合いを作れます。
フェルト化は、根気のいる作業ですが、圧縮袋を活用するなど、作業を簡略化することも可能です。

貸出物 毛布、帽子型、延べ棒、バスタオル、エアキャップ、ナイロンシート
水場、ガスコンロ2口
洗濯機
乾燥棚
電動ドラムカード機
持ってくるもの 羊毛、洗剤
販売物 羊毛

針先に溝が作られたフェルト用専用ニードル針を使って羊毛をフェルト化させて、立体フェルトを作成できます。
少し羊毛を押さえて好みの形にしてから垂直に抜き差しを繰り返すことで、フェルト化していきます。
フェルトの修繕にも使用できます。

貸出物 無し
持ってくるもの 羊毛
販売物 フェルト用ニードル針、羊毛

紡ぎ

繊維を捻じることで撚りがかかり、糸になります。
棉や羊毛、シルクなどいろいろな素材を捻じることで糸を創ることができます。
足踏みの紡ぎ車と、手作りスピンドルで紡ぐことができます。
繊維を混色したり、繊維を整えるための道具もハンドカードから、電動カードまで多種揃えています。

アシュフォード社のスタンダードの紡ぎ車を貸し出しています。
紡ぎ車にボビンをセットし、調整をして、紡ぎたいモノの端を少し導き糸にかけて、ペダルを一定の速度で踏みながら、撚りをかけては後ろに引き太さを調整し撚りをかけていきます。
両手、足を同時に使うため、慣れが必要ですが、楽しいオリジナル糸を作ってみませんか。

貸出物 紡ぎ車(アシュフォード社)
レイジ―ケイト、ドラムカード、ニッディーノッディ、はさみ、ハンドカード
電気コンロ、鍋、糸巻き機、木枠、枷取り機
電動ドラムカード機
水場、ガスコンロ2口
持ってくるもの 羊毛
販売物 羊毛

棒に重しをつけて回すことで、繊維に撚りをかけて糸を紡ぐことができます。
段ボールや、木材などで重しを作ることができます。紡錘型の場合、重いスピンドルでは太い糸、軽いスピンドルでは細い糸をつむぐことができます。
コツをつかむと少量づつですが、簡単な道具で、手軽に始められます。

貸出物 鋸、はさみ、バイス
電気コンロ、鍋、糸巻き機、木枠、枷取り機
ボール盤
電動ドラムカード
水場、ガスコンロ2口
持ってくるもの 羊毛
販売物 羊毛

木工

木材を使って、パズルや飾りなどの作品をつくることができます。
糸鋸やボール盤、その他の工具を使って木材を加工することができます。
材料は各自の制作内容に合わせてご用意ください。

貸出物 糸鋸
ボール盤
電動サンダー、電動ドリル、金床、鋸、はたがね、ペンチ、ナイロンクリップ、金尺、ドリル刃、金床、木づち、クランプ、アラカン、金槌、ゴムハンマー、錐、六角レンチ、ドライバー、やすり
持ってくるもの 木材、木工用ボンド、紙ヤスリ、木ネジ、釘、塗料、刷毛、文房具
販売物 糸鋸刃
 

絵画

石膏像、イーゼルを活用して、デッサンの勉強ができます。
ただし、同じ場所にイーゼルやモチーフを置き続けることはできません。

 
貸出物 石膏像
イーゼル
持ってくるもの カルトン、木炭、鉛筆、ネリゴム、消しゴム、木炭紙、画用紙、クリップ、デッサンスケール、フィキサチーフ
販売物 コピー、マスキングテープ
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