企画展

巨匠が愛した美の世界 川端康成と東山魁夷

日本人初のノーベル文学賞受賞作家・川端康成(1899~1972)は、優れた美術品コレクターとしても知られます。そのコレクションは、国宝に指定される浦上玉堂《凍雲篩雪図》と池大雅・与謝蕪村《十便十宜図》をはじめ、古美術から古賀春江・草間彌生などの近現代美術、さらに西洋美術にまで至る幅広いものです。
また、戦後を代表する日本画家・東山魁夷(1908~1999)とは深い交流があり、川端コレクションには東山作品も多く含まれます。そして川端同様に、東山もさまざまな美術品を収集しました。
本展では、川端・東山それぞれが収集した美術品を紹介しその審美眼を探るとともに、数々の東山作品も一同に展示することで、二人の巨匠の交流の軌跡をたどり、追求した美の世界に迫ります。また、近年川端邸で新たに発見された、名作『伊豆の踊子』のモデルとなった初恋の人・伊藤初代宛の未投函書簡や、夏目漱石・太宰治・三島由紀夫など文豪の書も公開します。
*会期中、一部展示替えがあります。

主   催 : 「川端康成と東山魁夷」展実行委員会(愛媛県、愛媛新聞社)、公益財団法人川端康成記念会
共   催 : 愛媛朝日テレビ
後   援 : 松山市、松山市教育委員会、愛媛県市町教育委員会連合会、(公財)愛媛県教育会、愛媛県教育研究協議会、愛媛県小中学校長会、愛媛県PTA連合会、愛媛県美術会、愛媛美術教育連盟、愛媛県文化協会、(公財)愛媛県文化振興財団、(一社)愛媛県観光物産協会、愛媛経済同友会、愛媛県商工会議所連合会、愛媛県公民館連合会、(公財)松山観光コンベンション協会、連合愛媛、井上正夫会、南海放送、テレビ愛媛、あいテレビ、愛媛CATV、FM愛媛
監   修 : 川端香男里(公益財団法人川端康成記念会理事長)、平山三男(同評議員)、齋藤進(東山家秘書)
企   画 : 水原園博(公益財団法人川端康成記念会所理事)

>出品リスト(PDF)

>国宝 池大雅・与謝蕪村《十便十宜図》 展示期間(PDF)

会期

平成30年9月1日(土)~10月21日(日)

休館日

9月4日(火)、10日(月)、18日(火)、25日(火)、
10月2日(火)、9日(火)、15日(月)
※当館は、第一月曜及び月曜にあたる祝日を開館し、翌日を休館としております。

開館時間

9時40分~18時(入場は17時30分まで)

観覧料金

観覧料 当日券 前売券
一 般 1,300円 1,100円
高大生 900円 700円
小中生 700円 500円

※団体(20名以上)・高齢者(65歳以上)は前売料金で当日入場可。
※障がい者手帳等をお持ちの方とその介護者1名は無料です。
※本展観覧券半券でコレクション展もご覧いただけます。

前売り券販売所

愛媛県美術館(ミュージアムショップ・南館ふれあいアートセンター)、愛媛新聞旅行、愛媛新聞社の県内支社(東予支社四国中央をのぞく)・エリアサービス・四国中央テレビ(取り寄せ)、いよてつ髙島屋、フジグラン(エミフルMASAKI、川之江、新居浜、西条、今治、松山、重信、大洲、北浜、北宇和島)、コープえひめ生活文化サービス、明屋書店県内全店、ローソンチケット(Lコード63228)、チケットぴあ (Pコード769-174)ほか

関連プログラム

  • 1  オープニング・フロアレクチャー
     本展企画者が、実際の作品を前に見どころをお話します。川端・東山が追い求めた美の世界に触れてください。
    ・日時:9月1日(土) 14時~15時
     ・講師:水原園博
        (本展企画者、公益財団法人 川端康成記念会理事)
     ・場所:企画展示室
      ※申込不要。ただし、企画展観覧券が必要です。
  • 2  講演会
     Ⅰ「高浜虚子と正岡子規(仮)」
     川端と親交があった虚子(本県松山市出身)。師である子規との関わりを軸に、その活動についてお話しいただきます。
     ・日時:9月24日(月・振休) 14時~15時30分
     ・場所:新館 講堂
     ・講師:西松陽介(松山市立子規記念博物館学芸員)
     Ⅱ「近代の演劇史と井上正夫の周辺」
     近代日本の演劇・映画史における功労者の一人である井上(本県砥部町出身)についてお話しいただきます。
     ・日時:9月30日(日) 14時~15時30分
     ・場所:新館 講堂
     ・講師:宮本直美(砥部町教育委員会学芸員)
     Ⅲ「東山魁夷 自然は心の鏡」
     祖父が香川出身であるなど瀬戸内地方ともゆかりの深い東山。東山芸術の真髄に迫る講演会です。
     ・日時:10月8日(月・祝) 14時~15時30分
     ・場所:新館 講堂
     ・講師:田口慶太(香川県立ミュージアム学芸員)
      ※先着120名、申込不要。ただし、企画展半券が必要です。
  • 3  朗読イベント「耳で読む川端文学」
     美術品についての文章も多く著した川端。その美意識や展示作品の魅力を“耳”で楽しむひとときです。
     ・日時:9月16日(日)14時~15時
     ・場所:新館 講堂
     ・読み手:福田雅世、守屋陽子、
         河原パティシエ・医療・観光専門学校 声優タレント科学生 
      ※先着120名、申込不要、参加無料。
  • 4  連続講座「美と文学をめぐる」
     ①9月22日(土) 14時~
     「川端康成と美術」
     ②9月28日(土) 14時~
     「近代日本の文学と装幀」
      ・場所:新館 ハイビジョンギャラリー
     ・講師:当館学芸員
     ※先着30名、申込不要、参加無料。 

  • 5  学芸員によるフロアレクチャー
     ・日時:9月15日(土)、10月6日(土) 各14時~
     ・場所:企画展示室
      ※申込不要。ただし、企画展観覧券が必要です。
     
  • 6  川端・東山を みる、考える、話す、聴く
     ・日時:9月16日以降の毎週日曜  11時~11時30分
     ・ナビゲイター:当館作品ガイドボランティア
     ・場所:企画展示室
      ※申込不要。ただし、企画展展観覧券が必要です。
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