三輪田米山(みわだ・べいざん/1821~1908)は、伊予松山の日尾八幡神社の長男に生まれ、その生涯を此地で神官として過ごしました。神職のかたわら、和漢のあらゆる学問を修め、書を書き、歌を詠み、そして酒を愛した人でした。書においては王羲之(おうぎし)を理想にかかげ
て独自の書風を確立しましたが、特に酔余の書は生前から伊予一円に高い評判を呼びました。何物にも捉われない天真自在のその書は、「近代書の先駆」として今なお独
自の輝きを放ちます。
本展は、米山生誕200年という大きな節目に、見る者を圧倒し、驚かせるその唯一無二の作品を一堂に紹介するものです。今日の米山評価を決定的なものとした大阪の実業家・山本發(はつ)次郎(1887~1951)の収集品(大阪中之島美術館所蔵)が31年ぶりに松山にまとまって里帰りするのをはじめ、県内外に伝わる代表作の数々、神名石(しんめいせき)・
注連石(しめいし)の拓本、幟などを通して、米山芸術の尽きない魅力に触れていただく機会となれば幸いです。
主 催: | 愛媛県美術館 |
---|---|
共 催: | 愛媛新聞社 |
特別協力: | 大阪中之島美術館、日尾八幡神社、三輪田米山顕彰会 |
企画協力: | 服部一啓(福岡教育大学教授) |
協 賛: | 大一ガス株式会社 |
後 援: | 松山市、松山市教育委員会、愛媛県神社庁、愛媛県美術会、愛媛美術教育連盟、朝 日新聞松山総局、読売新聞松山支局、毎日新聞松山支局、産経新聞社、NHK松山 拠点放送局、南海放送、テレビ愛媛、あいテレビ、愛媛朝日テレビ、愛媛CATV、 FM愛媛、えひめリビング新聞社 |
助 成: | 芸術文化振興基金、(公財)花王芸術・科学財団 |
2021年10月2日(土)~11月30日(火)
月曜日 ただし、10/4(月)、11/1(月)は開館し、10/5(火)、11/2(火)は休館。
※会期中、一部作品の展示替えがあります。
9時40分~18時(入場は17時30分まで)
観覧料 | 当日券 | 前売券 | 団体 |
---|---|---|---|
一 般 | 1,000円 | 800円 | 800円 |
高大生 | 500円 | ― | 300円 |
※満65歳以上の方は当日900円でご入場いただけます。年齢の分かるものをご呈示ください。
※20名以上の方は団体料金でご覧になれます。
※中学生以下、障がい者手帳等をお持ちの方とその介護者1名は無料です。
※第70回秋季県展の観覧券をお持ちの方は、団体料金でご入場いただけます。
※企画展半券でコレクション 展もご覧いただけます。
愛媛県美術館(本館ミュージアムショップ、南館ふれあいアートセンター)、愛媛県歴史文化博物館ミュージアムショップ、愛媛県総合科学博物館ミュージアムショップ、三輪田米山顕彰会事務局(取り寄せ)
※申込み方法:(1)、(3)は当館電話・FAX・HP(お問い合わせフォーム)で当館までお申込みください。
※新型コロナウイルス感染症の予防・拡大防止のため、イベント等の中止・変更の可能性があります。その場合は美術館ホームページで随時お知らせします。また、やむを得ず、展示室内の混雑を緩和するため、入場制限を行う場合がありますので、ご了承ください。