えひめ視覚障がい者とつくる「みることを考える」プロジェクトでは、視覚障がい者とともに美術鑑賞することや、「みる」ことを広げるための視覚以外の美術の楽しみ方について探ってきました。
美術鑑賞では絵画を鑑賞するための補助となる触図(絵画の構成を凹凸で示したもの)や、立体作品を手で見る鑑賞、作品を言葉で伝える方法、対話型鑑賞の実践など、検討を繰り返しました。また、松山盲学校では彫刻家の中ハシ克シゲ氏の協力を得て、触覚表現のオンライン授業を実施しました。そのほか、視覚障がい者の美術館利用を考えた施設案内¥の文章や市駅からの道のり説明文の作成にも視覚障がい者の方の協力を得ながら取り組みました。
本展では、この一年のプロジェクトの取り組みを報告し、来館者の方にいつもと違った「みる」体験をしていただき、「みる」ことについて、考えるきっかけになることを願っています。そして、視覚だけでは得られなかった気づきや他者の視点を共有し、新たな「みる」冒険のはじまりとなれば幸いです。
※本展は、令和2年度文化庁 地域と共働した博物館創造活動支援事業として実施しています。
主 催 : | えひめ視覚障がい者とつくる「みることを考える」プロジェクト実行委員会(愛媛県美術館、愛媛県立松山盲学校、愛媛県立松山聾学校、愛媛県視聴覚福祉センター、視覚障がいリハビリテーション協会、愛媛県保健福祉部生きがい推進局障がい福祉課、愛媛県教育委員会事務局指導部特別支援課) |
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後 援 : | 愛媛県教育委員会、愛媛県小中学校長会、愛媛美術教育連盟、愛媛新聞社、朝日新聞松山総局、読売新聞松山支局、毎日新聞松山支局、産経新聞社、NHK松山拠点放送局、南海放送、テレビ愛媛、あいテレビ、愛媛朝日テレビ、愛媛CATV、FM愛媛、えひめリビング新聞社(予定) |
協 力: | (公団)愛媛県視覚障害者協会 |
令和3年(2021)2月6日(土)~3月7日(日)
月曜日
※ただし、第1月曜日は開館、翌日が休館)
9時40分~18時(入場は17時30分まで)
無料